カビの胞子
カビは、地球上のすべての場所と大気中に生きています。
宇宙のどの辺までいるのかはよくわかりません。
このようにカビの胞子は自然界では広く分布しているので、人の体に付着して家の中に運ばれます。
住宅に使われているプラスチックや塗料はカビの栄養になるので、湿気が多いとすぐにカビが生えてしまいます。
たとえば、壁面のプラスチック内装材の表面に緑、黒、黄、赤など色とりどりに見えるのは、カビの胞子です。
胞子は微小で軽いので、人がそばを通るわずかの風圧で、壁面からはがれます。
目に見えませんが、カビの胞子は空気中に無数にただよい出すのです。
エアコンを使うと、空気中の胞子は、その吸気で吸い込まれ、エアコン内部の湿った暖かい部分のプラスチック上で増殖します。
ですから、エアコンは、高原のさわやかな冷気を送り出すのではなく、カビの胞子を室内に吹き出す装置になり、アレルギーやぜんそくなどを引き起こして人々を悩ませることになります。
人が生活しているところでは、人体、ペット、植物、食物などカビの存在しないところはありません。
衣類、寝具、靴、カバン、カーペット、家具などからも簡単にカビが検出されます。
土壌の中にはもっとも多く存在し、雨水とともに河、池、湖、海洋へ移行します。
淡水や海水にも、カビは存在しています。
落葉、枯枝、枯葉などは、土中のカビや他の微生物の作用で、含まれている有機物はすべて、すみやかに炭酸ガスと水、無機物(マグネシウム、カリ、鉄、リン酸など)に分解されて土に吸収され、植物の根から水とともに吸収されて生育を促します。
50年くらい前は、カビは有機物、とくに人の生活に密接な食料品、紙、木材などに生えると考えられていましたが、
今日では、金属、ガラス、プラスチックなどまで、カビが生えないものはないと言えるほど、カビはどこにでも存在していることがわかっています。
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