加熱・乾燥によるカビ対策
カビも含めた微生物を死滅させる方法として、最も一般的なのは加熱です。
缶詰や瓶詰めのように密封容器に入れて高温処理すると、内部の微生物は死滅して保存性が高くなります。
カビは60℃以上で、ある程度の時間加熱すると死にます。
ただ、食品は加熱しすぎると風味を損ないます。
乾燥も効果的な防カビ対策です。
食品などでは、含まれている水分が15%以下になるとカビなど微生物の活動は休止状態となり、水分が10%以下になるとカビが生える心配はまずなくなります。
干し椎茸、カンピョウ、昆布、者芋し、魚の干物など、いわゆる乾物と呼ばれる食品は、乾燥によってカビを防ぎ、保存性を高めた先人の工夫です。
ちなみに、干し椎茸やカンピョゥの水分含有量は約20%、昆布は8〜10%、煮干しは約16%、アジの干物は約20%です。
これに対して、もちは45%、食パンは38%と水分含有率が高いので、カビにやられやすいのです。
乾燥は住まいのカビに効果的住まいのカビを防ぐのに、比較的容易で、かつ効果が期待できるのは、この乾燥によるカビ対策です。
室内の湿度をできるだけ上げないようにすること、室内をできるだけ乾燥させることが有効です。
それには、次のような方法があります。
・室内にできるだけ風を通す窓を開けて自然な換気を促すか、換気扇によって強制的に換気します。
キッチンや洗面所、浴室などはとりわけ、このことが重要です。
・住まいや室内に風の通らないところをつくらない納戸として使ってほとんど閉め切りの部屋、家具と密着した壁、閉め切りの天袋などは、カビにとって絶好の環境です。
このような場所をつくらない工夫をします。
・結露を防ぐ室内と戸外の温度差が大きいほど結露しやすいので、とくに寒い時期の室内の暖房の温度を上げ過ぎないこと。
結露したら乾いた布で水分を拭き取るぐらいのマメさは必要でしょう。
根本的には、家屋や窓のつくり方によります。
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