食中毒と発ガン性の常識・非常識
どのカビでも、激しく生えれば食品は、見た目も悪くなり、鼻を近づければ特有のカビ臭がするので、気持ちが悪くて、そのまま食べる人はいないでしょう。
正月のもちに少し生えたカビは、その部分だけ削り取れば、食べても心配はありません。
パンに生えたカビは激しく臭うので、食べる人はいないでしょう。
輸入チーズには二面にカビが繁殖したものがありますが、これはカビを使ってよい風味をつくり出した高級チーズですから、
味わいはよく、すでに数千年も人が食べているので中毒や悪い病気にかかる心配はありません。
最近、住宅を訪ねて、「室内にアスペルギルス・フラパスが発生しているのでガンの心配がある」と防カビ塗装を勧める塗装業者などがあります。
カビの生えた塗装面を食べるわけではないのですから、この説明はまちがいです。
心配することはありません。
相手に恐怖心を与えて商売をしているのなら悪徳商法といえます。
また、テレビ番組や婦人雑誌で、冷蔵庫内にアスペルギルス・フラパスが検出されたので、庫内の食品を食べるとガンになる、と伝えることがあります。
これも、大きなまちがいです。
このコウジカビの一種は、ゆっくり時間をかければ冷蔵庫の中でも発生しますが、庫内の低温では毒素であるアフラトキシンは発生しないので、ガンの心配は無用です。
もちろん、カビの生えた食品は食べないほうが賢明です。
ただ、室内や冷蔵庫内にカビが繁殖するのは衛生管理がよくない証拠なので、改善することが重要です。
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