一平方センチ当たり一〇億個の胞子!
マンションでは壁などにススカビ、アカカビ、ツチアオカビなどが繁殖し、その表面には一平方センチメートル当たり10億個もの胞子が付着しています。
胞子は非常に軽いので、人が通るときのわずかな風圧や、エアコンや加湿器からの風の流れによって、表面から簡単にはがれて空気中に浮遊します。
目には見えませんが、そういう環境で生活していれば、胞子を吸い込んで喘息を引き起こします。
カビの胞子は目や耳の中にも入り込むので、アレルギーの感受性の強い人は、皮膚や目が腫れて苦しみます。
清酒工場の麹室で若いころから麹づくりを続けた人が、老人になったころ、カビの胞子で喘息に苦しむことがあります。
これは職業病と言えます年中どこでもはびこる水虫を起こすのは、トリコフートンというカビが主力です。
このカビは、足の裏の厚い皮膚の内部に侵入して皮膚の表面を崩し、激しいカユミを起こします。
体質や症状によっては皮膚が裂けて腫れ、出血して歩行困難になる例もあります。
カビが発育する部位によって病名が異なり、頭に繁殖したときはシラクモ、陰部が侵されるのをインキンと言います。
すべて同じカビのしわざです 靴の通気性が悪いため、長時間履くうちに足がむれて、足の裏の皮膚が軟化し、水虫カビが厚い皮膚の中に侵入しやすくなります。
四〇年くらい前は、水虫の季節は六月から八月頃でしたが、
今日では、事務所でも家庭でも場所を問わず、暖房で床まで暖かいので水虫は一年中はびこっています。
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