足をよく洗って…という常識を疑え
一般の常識では、足を毎日よく洗って清潔に維持することが水虫の予防対策と言われます。
家庭雑誌、婦人雑誌、テレビ、新聞なども、すべてこの方法を推奨しています。
けれども、自然界では、カビと細菌や酵母がうまい具合に調和をとって生きています。
のちにくわしく述べますが、健康な人や動物の体の表面には、一平方センチ当たり3000〜10万個もの微生物が棲息しています。
この中には、水虫のカビの繁殖を防ぐ働きを持つピチロスポラム・オバーレという酵母がいます。
この酵母は垢の中に含まれているので、あまり熱心に足を洗うと、この酵母が失われ、かえって水虫カビを増殖させ、水虫を悪化させることになるのです。
群馬県渋川にある漬物会社の社長Hさんは六六歳ですが、皮膚のつやがよく活力があふれているので、五〇歳ぐらいに見えます。
水田に素足で入って耕し、稲づくりを毎年行ない、そこで収穫した米で麹をつくって漬物に加え、質のよい製品を作ります。
大根や白菜も自分の畑でつくり、素足で作業をしています。
彼の足は、実にきれいで輝くような皮膚をしていて、水虫の経験はないそうです。
一グラム当たり一億もいる微生物が、彼の足と健康を守っているのです。
清潔に身を整えることは大切ですが、洗いすぎると微生物を排除する結果になり、健康を向上させないと言えるのではないでしょうか。
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