かつお節-長期保存が可能なのもカビのおかげ
日本人の好みに合う調味品で、とくに江戸時代から盛んに製造されてきました。
優良品とされるのは土佐節、薩摩節で、最近は、伊豆の製品も優良品とされます。
脂肪の含有比率が一%程度と少なく、魚体がよいかつおが原料として通しています。
かつおの肉を処理して左右両片に分け、80〜95℃で40〜50分間煮て、皮と骨を取り去り、数日乾かし、ついで日干しにします。
その後、外層の肉を削り落とし、さらに5〜6日間乾燥してからカビ付けを行ないます。
樽か箱に詰めて温度と湿度を調節して、カビの自然な発生を促します。
数週間後にいったんカビを除去して干し、再び箱や樽に詰めてカビ付けをします。
このような操作を3〜4回繰り返し、約二ヶ月かけて製品となります。
かつおの肉一キログラムから300グラムのかつお節ができます。
製造上有利なカビは、クサイロカビ(アスペルギルス・グラウクス)、カツオブシカビ(アスペルギルス・グラウクス・ミニマム)、コウジカビ(アスペルギルス・ギムノサルデイ)などで、魚の生臭い臭気を消す効果があります。
また、カビが十分に繁殖すると、腐敗菌などの発育を止めるので、長期の保存が可能になります。
製品の水分が30%以下で香りがよく、タンパク質の分解が進み、イノシン酸、ビスチジン塩の多いものが優良品です。
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